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Microsoft Tech Days 2010に参加。

23日・24日と、お台場でMicrosoftのエンジニア向けイベント「Tech Days 2010 」が開催されました。

”Best of PDC”の副題の通り、公開される情報は昨年末にUSで開催されたPDCというイベントの焼き直しであり、それらの元ネタを既に調べたりして知 っ ている方には物足りなさがあったかもしれません。自分も情報の鮮度的にはそう感じましたが、その一方で、ああいうイベントはやはり、その場にいて、参加していることに意義があるとも思いました。

社員さんから直に語られているその場にいて、同じプラットフォームの釜の飯を食っている仲(あるいは競合ともいうかもしれません)の方たちと久しぶりに会って「最近どう?」のような話をする。あるいはその辺を歩いている社員さんを捕まえて直接話を聞く・・。単に情報を知りたいだけなら、今はネットでも、あるいは最近のMicrosoftのイベントは公式に映像配信もしていますし、それで事足りてしまうのかもしれませんが、こういう時間は、やはりそれとは別の刺激が得られます。そしてその刺激は、自分の情報吸収と吐き出し、そしてそれを活かしての物作りのための、モチベーションの燃料になります。

今回の話題の中心はWindows Azure、そしてSilverlight 4でした。特にWindows Azureは国内展開開始を正式にアナウンス、改めてその利点や今後の戦略を力いっぱい語っていました。また、キーノート、そしてセッションとも、様々な事例が紹介されていました。Silverlight 4は、新機能の紹介が中心で、「こういう機能が追加される」を知ってはいても試せていなかったものが見ることができました。

今回は、自分の会社もブースを出展していました。あまりブースに立つ 時間は多くなかったのですが、足を運んでいただいた方はありがとうございます。

また、これが自分にとっては一番おおごとでしたが、2日目の午前中にコミュニティトラックで1コマ70分を担当させていただきました。内容としてはExpression Blend 3から追加された新機能 SketchFlowの紹介と、改めての使い方解説です。そして、それに絡めての「そもそもプロトタイピングとは何で、どういう利点があって・・」というものです。既に社内のプロジェクト・ワークフローがきちんとされている方は今更の感があったでしょうし、釈迦に説法だったかもしれません。ただ、Silverlight開発やWPF開発において、今まではVisual Studioしか使ったことが無い中で、新たにExpression Blendに手を出され、所謂RIA的な画面を作ろうとされているエンジニアの方から、画面制作をどのように進めていったらよいか分からずにいる・・というお話をしばしばお聞きします。そういう方に改めて、画面制作そのものに手を出す前に、まずはUser Experienceのコンセプト決めと、使い勝手の方向性を固めるためにプロトタイピングを行いましょう、ということをお伝えしたいと考えておりました。

セッションの進行は、時間が余ると思って進めていたら足りなくなり、後半一気に駆け足というグダグダなもので、自分としては大いに反省点アリです。ただ、多くのご参加と、そして皆さま真剣にメモなどを取りながら聞いていただき、自分としては頭の下がる思いでいっぱいです。また何か別の機会に、同じ内容でも、もうちょっと内容を充足させ、締まった感じでやってみたいと思いました。

後半、ディスカッションベースで進めようと思い、付箋に「プロトタイピングに関して、皆さまのチームではどんなですか?」という内容で書いていただきましたが、結局時間が足らなくなってしまい、そのディスカッション自体が出来ませんでした。ただ、いただきました付箋には、それぞれの会社さんごとの悩み(だけどどこか似通っている)がありました。以下、簡単に紹介します。(一部、こちらからの質問に従って言葉を補完しています)

 

◆現在のプロトタイピングの方法について
・Excelで作っている(セルで/図形ツールで)
・Visioで作っている
・PowerPointで作っている
・Illustratorで作っている
・画像で作っている
・HTML(JavaScript)で作っている
・Flashで作っている
・ホワイトボードで会議時に書くのみ
・Excelで遷移フロー図のみ作っている
・紙にペンで書いた画面をユーザーに見せ、(マウスの代わりに)指でいじってもらうところをビデオに撮っている

◆プロトタイピングの進め方や結果ついて
・DataGridは要望が多すぎて、プロトを作るのも大変
・VSでプロトを作り、デザイナーはそれとは別で画面イメージを絵で起こしている。機能と見た目がマッチせず、デザインと仕様を合わせこんだ形で基本設計書に落とし込むことが出来ず困っている。また、後戻りが多い。
・(プロトを作らず会議で話すのみなので)実際に出来上がるものが酷い
・プロトの目的が、結局技術調査のみに偏ってしまう。UI、UXが置き去り
・社内の手法や書式がバラバラ。統一したい
・ExcelやPowerPointで画面イメージを作っているが、時間がかかるうえ、操作感が分からず、見た目も実際のものとは程遠い
・プロトから、最終的な設計への落とし込みが悩み
・代表的な画面を作りこんでから、それをひな形として展開している。ひな形にバグがあると展開後の修正範囲が大きくなる問題がある
・プロトとしてVSで画面を作ってしまっているが、完成品のようなイメージを与えてしまうという問題がある
・プロトタイプが後々の仕様を縛るのではないかという懸念があり、プロトを作っていない
・インタラクションはプロトの範囲に入れていない

◆最終的なプロジェクトの成果物について
・我ながらしょぼい画面だと思いながら実装を進めている
・製品サイクルの長いものだと、仕様変更や追加が当たり前で、初期のプロトから結局ぶれる
・画面の完成イメージを画像で起こし、それを見ながらコンポーネントにデザインをあてている

◆Blend、Sketch Flowについて
・使ってみたいとは思っている。が、エンジニアなので手を出し難い
・入れはしたが、セミナー受けたが、やっぱり使い方が良く分からない

・日本語のUIでは見た目がイマイチ
・今後期待している
・圧倒的に本が少ない。特にBlend 3になってから無いので、Sketch Flowの解説がない
・Sketch Flowからスムーズに本番用に引き継げると良いのに
・Adobe使いのデザイナーさんにBlend使わせるとイマイチ
・Sketch Flowプレイヤーのレビュー機能が良さそう

◆セッション内容について
・他社の悩みが聞けて良かった
・Sketch Flowのもっと深いTIPS等を聞きたかった

 

なかなか聞けないそれぞれの会社さんの悩み、非常に貴重な意見をありがとうございました。

なお、セッションの中で使用しました資料は下記になります。拙い内容で恐縮ですが、ご活用いただければと思います。

 

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