Gears of War: Judgmentで遊ぶ

2013年4月15日 コメントを残す

 

久しぶりにXBOX360ネタです。Gears of War は前作・前々作も遊んでおりますが、新作がリリースされましたので、早速プレイしてみました。

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まず、今作からは武器切り替えが十字キーからYボタンに(種類も2種に変更)、グレネード投下がLBのみに変更されています。

各セクション毎にリザルトが表示されるスターシステムが導入され、カバーアクション・シューテイングの楽しさにより重点を置いた構成になっています。ローカスト軍の攻撃もこれまでに比べ激しくなり、近接・中距離・遠距離と武器を切り替えつつ地形を確認しながらどう攻撃を仕掛けていくかの判断が重要になっていると言えるでしょう。

遠距離からスナイパーライフルでヘッドショットを決めるか、近距離でショットガンを使いスマッシュキルを狙うかなど、UI周りはGoW3とほぼ変わらないものの、細かな点でのチューニングが施されているので、プレイ中のストレスはほぼありません。心置きなくシューティングに集中できます。

またセクション毎のリザルト表示という区切りが導入されたことでキャンペーンco-opの面白さが跳ね上がったので、今までco-opした事ない人にはぜひ遊んでみることをおすすめします。

※ちなみにスターを集める事でアンロックされる、GoW3のサイドストーリー的なキャンペーン『顛末』はシリーズ通して人気の高いカーマイン兄弟のファンにも大変おすすめです。

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Windows 8 使いこなしに役立つリンク集など。

2012年12月19日 コメントを残す

 

新しい Windows 8 を使ってみたい、でもデザインも大幅に変わったし、大丈夫かな? そんなときに便利な、Windows 8 にまつわるお役立ち記事をまとめて、リンク集にしてみました。執筆を担当するのは、マイクロソフトに最優秀技術者として表彰された「Microsoft MVP」* のメンバー! Windows 8へのアップグレード方法から便利なショートカットの紹介まで、幅広いトピックが満載です。Windows 8のことで困ったり、いまさら聞けないことがあったら、ぜひこれらの記事を参考にしてみてください。

・・・とまあ、自分もそんな感じでMVPです。今回はWindows 8関連でいろいろ書いていますので、他のMVPの方々の記事も併せての、リンク集としております。何かのお役に立てば幸いです。

ちなみに Microsoft MVPって、こんな方々です。

 

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Microsoft MVP (Most Valuable Professional) アワード プログラムは、マイクロソフトの製品やテクノロジーに関する豊富な知識と経験を持ち、オンラインまたはオフラインのコミュニティや、メディアなどを通して、その優れた能力を幅広いユーザーと共有している個人を表彰するものです。

 

下記、名前は敬称略で失礼します。

 

l 導入編

 

Ø Windows 8にアップグレードする(みゃう)

Ø Windows 8のWindows転送ツールを使ってWindows XPのデーターや設定を移行する(みゃう)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ コマンドプロンプトの表示 ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ PCのリフレッシュ ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ PCを初期状態に戻す ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ システムの復元 ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ イメージでシステムを復元 ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 の コンピューターの修復 ~ 自動修復 ~(MasayaSawada)

Ø Windows 8 のブートオプションメニューの起動方法(MasayaSawada)

Ø Windows 8 のブートオプションメニューの違い(MasayaSawada)

 

l 基本操作編

 

Ø Windows 8 でデスクトップを利用する(hebikuzure)

Ø Windows 8 : コントロールパネルの操作(後藤 雄介)

Ø [win8] コントロールパネルの表示方法(増田 智明)

Ø [win8] Windows 8 でアプリの検索(増田 智明)

Ø Windows 8のネットワーク接続(みゃう)

Ø [win8] QX エディタを windows 8 のスタート画面に追加する方法(増田 智明)

Ø 2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールし、既存のWindows Server 2008ドメインに参加した。Active Directoryへの登録は問題ないが、プリンタのインストールなどには手作業が必要であり、有効にならないポリシーもある。(ネットワークの設定、プリンタの設定、ユーザアカウントの管理、等)(松本 吉生)

Ø Windows 8 のアカウント (MasayaSawada)

Ø Windows 8 のロック画面のカスタマイズ(MasayaSawada)

 

l 基本アプリ編

 

Ø Windows 8 の Internet Explorer 10(hebikuzure)

Ø Windows 8 基本アプリ Skype for Windows 8 のセットアップ(ラム)

Ø Skype for Windows 8 を Microsoftアカウントでセットアップ(ラム)

Ø Skype でパソコンの画面共有する(ラム)

Ø Windows 8 基本アプリ Reader の使い方(ラム)

Ø Windows ストアアプリ Xbox SmartGrass を試してみた(MasayaSawada)

 

l 応用操作編

 

Ø Windows 8操作入門・セマンティックズームの方法(川俣 晶)

Ø Windows 8操作入門・スタート画面のグループ化の方法(川俣 晶)

Ø Windows 8操作入門・スナップの方法(川俣 晶)

Ø 教科「情報」の実習で使っているソフトウエアのほとんどがWindows 8で問題なく使うことができた。アプリケーションの互換性は極めて高い。(松本 吉生)

Ø Windows 8 でピクチャーパスワードを設定する (MasayaSawada)

Ø Windows 8 でピクチャーパスワードを変更、解除する(MasayaSawada)

Ø タッチ対応Windows 8でどこをタップしたのか表示する(ラム)

 

l クラウド編

 

Ø [win8] SkyDrive の活用法をいくつか紹介(増田 智明)

 

l Windows ストア編

 

Ø [Windows 8] Windows ストア アプリ「Note Anytime」の紹介(Fujiwo Kojima)

Ø [Windows 8] Windows ストア アプリ「Fresh Paint」の紹介(Fujiwo Kojima)

 

l 便利技・Tips 編

 

Ø Windows 8の便利なショートカットキー紹介(ラム)

Ø [Windows 8] Windows 8 の使い方を学びたい人のためのリンク集(Fujiwo Kojima)

Ø [Windows 8] 日本語キーボードのノートPCで外付け英語キーボードを使用する方法(Fujiwo Kojima)

Ø [Windows 8] Windows 8 の WinRT アプリのインストール方法 – サイドローディング (WinRT アプリ の Windows ストアを介さないインストール方法) 等(Fujiwo Kojima)

Ø 2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールすると、起動時間がWindows 7より半分ですむ。しかもスリープ状態からの復旧はなんと8秒。これなら授業でPCを時間の滞りなく使えるだろう。(松本 吉生)

Ø 2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールした。問題はタッチパネルのドライバだが、Windows 7用のものを適用して問題なく使える。(松本 吉生)

Ø 写真や動画、アニメーションなど視覚的な教材を学校の授業で活用するために、普通教室に備えられた大画面モニタにWindows 8タブレットPCを接続して活用する。(松本 吉生)

Ø Windows 8のHyper-V機能のまとめ(みゃう)

 

l オリジナル アプリ

 

Ø [win8] パンダ福笑いを作るために ManipulationDelta を使う(増田 智明)

Ø [win8] パンダ福笑いのインターフェースを考える(増田 智明)

 

以上です。

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Windows 8 : コントロールパネルの操作

2012年12月2日 1件のコメント

 

だんだんと基本に遡って書いている Windows 8 の評価ですが、今回は単純にコントロールパネルについて扱ってみたいと思います。前回はシャットダウンの方法を列挙しましたが、コントロールに関しても、設定しようにもどこにあるのかよくわからない、という状況に陥りがちです。コントロールパネルの中身は、従来と同様であったり、より専門的であったりするので割愛ですが今回はこのコントロールパネルの呼び出し方を列挙していきましょう。

 

コントロールパネルを呼び出す

やはり、これも何通りかの方法があります。順に見に行ってみましょう。

スタート画面から呼び出す

画面右辺からスワイプして、チャームを呼び出しましょう。このチャーム内の[設定]から、コントロールパネルを選択することができます。

WS000058

 
デスクトップから呼び出す

デスクトップの左下隅を右クリックすると、コンテキストメニューが開きます。この中の「コントロールパネル」を選択しましょう。

WS000052

従来通りのコントロールパネルが開きました。ここから詳細な設定が可能です。WS000053

 

エクスプローラーから呼び出す

Windows 8では、エクスプローラーがリボンと呼ばれるメニューに変わりました。[コンピューター]を選択中に、このリボンのメニューを開くと、そこにコントロールパネルを開く項目があります。ここからも開けます。

WS000061

 
ショートカットキーで呼び出す

コントロールパネルにも、カンタンに呼び出せるショートカットキーがあります。Windows キー + [X] を押してみましょう。すると、先ほどの画面左下右クリックのコンテキストメニューが表示されます。そのまま [P] を押せば、コントロールパネルが選択されます。 Windows キー + [X] → [P] と覚えましょう。

 

コマンドプロンプトで呼び出す

コントロールパネルも、コマンドプロンプトで呼び出すことが出来ます。

コマンドは単純に、下記を入力するだけです。

control

これでコントロールパネルが開きます。

WS000054

 

ショートカットを作る

シャットダウンのときと同様に、コントロールパネルもショートカットを作ってしまえば、デスクトップ上から簡単にアクセス可能になります。デスクトップ上を右クリックし、[新規作成]-[ショートカット]を選択し、「項目の場所を入力してください」の欄にcontrolと入力しましょう。

WS000055

これで、デスクトップ上に、コントロールパネルへのショートカットが作成されます。

 

スタート画面にピン留めする

これもシャットダウンの時と同様です。作成したコントロールパネルのアイコンを右クリックし「スタートにピン留め」を選択しましょう。これで、コントロールパネルを スタート画面のタイルから選択して呼び出すことが出来ます。

WS000056

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Windows 8 : システムを終了する

2012年12月2日 1件のコメント

 

今回は基本中の基本として、意外に戸惑うシャットダウン、終了のさせ方です。自分も、最初にセットアップして立ち上げた際、一番最初に困ったのがこのシャットダウンです。だって、どこに何があるのかわからなかったし・・。というわけで、見て行ってみましょう。

 

まず、終了のさせ方には何通りかあります。必要に応じて使い分けるなり、自分なりに一番しっくりくるものでやるなり、好きにしてください。

Windows 8 のシャットダウン方法

 

システムメニューから

以前の「スタートボタンから終了する」に一番近いのがこれです。

デスクトップ画面でもスタート画面でも構いませんので、画面右辺からスワイプして、システムメニューを表示させます。

スクリーンショット (8)

このシステムメニュー内にある「設定」をタップします。

スクリーンショット (9)

すると、この設定項目内に「電源」という項目があります。これをタップしてみましょう。

スクリーンショット (10)

「スリープ」「シャットダウン」「再起動」という項目が出てきます。それぞれを選ぶと、実行されます。シャットダウンの際には当然「シャットダウン」をタップすればよいわけです。

 

ログイン画面から

ログインする前の画面からもシャットダウンは可能です。

もしログイン中なら、スタート画面の右上のアカウント欄をタップし、まずはサインアウトしましょう。

スクリーンショット (11)

ログイン画面の右下に、電源アイコンが出てきますので、それを選択すると、同様に「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の項目が出てきます。

ショートカットキーから

スタート画面からのシャットダウンはちょっと面倒くさいように感じる方もいるかもしれません。デスクトップ画面を使っている最中ならショートカットキーも使えます。シャットダウン用のウインドウが開くこともあり、従来のウインドウズっぽい終了のさせ方が良いという方は、これがお勧めです。

操作は単純に Alt + F4 を押すだけです。シャットダウンウインドウが開きますので、適当なアクションを選んでOKを押しましょう。なお、この際には「スリープ」「シャットダウン」「再起動」以外にも「サインアウト」も選択可能です。

スクリーンショット (12)

 

Ctrl + Alt + Del から

やや乱暴な方法ではありますが、Ctrl + Alt +Del で呼び出せるメニューからも、電源の操作が出来ます。Ctrl + Alt + Del を押して出てきた画面の右下の電源アイコンを選択しましょう。ここもログイン画面と同様に「スリープ」「シャットダウン」「再起動」が選択できます。何らかの事情でシステムが応答しなくなった場合には、有効かもしれません。

 

コマンドプロンプトから

「俺は格好良く、終了もコマンドラインからいくぜ」という方向けです。とはいえ、仕事等で頻繁にコマンドプロンプトを使われている方や、Linux等に慣れている方には、こちらの方が手っ取り早く感じるかもしれません。コマンドは下記です。

shutdown /s /t 0

オプションの /s は「シャットダウンさせる」、 /t とその後ろの数値はシャットダウンを実行するまでの時間(秒)です。

スクリーンショット (13)

ちなみにコマンドプロンプトはスタート画面にはおらず、デスクトップ画面にも普通には出てきません。比較的簡単な呼び出し方としては、画面左下隅を右クリックする方法があります。コンテキストメニューにいろいろ出てきますので、その中からコマンドプロンプトを選択しましょう。

 

ショートカットを作っておく

上記のコマンドラインを、ショートカットとして保存しておくと、クリックあるいはスタート画面からのタップで簡単に終了できて便利です。ショートカットの作り方は、従来の Windows 7 等と同じです。

まずはデスクトップ画面で、デスクトップ上を右クリックし、[新規作成]-[ショートカット]を選択しましょう。

WS000038

ショートカットの作成ウィザードが開きますので、その画面の「項目の場所を入力してください」という欄に、先ほどのコマンド shutdown /s /t 0 を入力し、[次へ]を押しましょう。

WS000050

「ショートカットの名前を入力してください」という欄が現れます。標準で「shutdown.exe」となっていますが、「シャットダウン」等に変更しておきましょう。変更したら、完了を押します。

WS000040

これで、デスクトップ上にシャットダウンのアイコンが出来ました。ためしにダブルクリックしてみてください。無事に終了したでしょうか。ダメな場合は、コマンドを何か間違えているかもしれません。

このままでも問題はありませんが、せっかくですので、アイコンをシャットダウンらしい表示に変えておきましょう。先ほど作成したショートカットを右クリックし、[プロパティ]を選択します。WS000042

表示されたプロパティ画面で[アイコンの変更]ボタンを押します。

WS000043

何か言われるかもしれませんが、表示されたアイコン一覧から、電源アイコンを選択して、OKを押しましょう。プロパティウインドウもOKで閉じると、アイコンが変わっています。このショートカットを、デスクトップ上の適当な場所に置いておけば、いつでもさっと終了できるというわけです。

WS000044

これでアイコンが変更されました。

WS000046

 

スタート画面からもショートカットでシャットダウンする

せっかくですので、スタート画面からも使えるようにしてしまいましょう。作成したショートカットを右クリックして[スタートにピン留め]を選択すれば、スタート画面にタイルとして設置することが出来ます。

WS000047

なお、この[スタートにピン留め]は他のファイルでも可能ですので、タイルで使いたいファイルやアプリは、設定してしまいましょう。

WS000049

 

 

 

いかがでしたでしょうか。最初はどこにあるかよくわからないシャットダウンではありますが、こんなに終了の仕方があるものです。いくつも知っていても意味がないかもしれませんが、自分の普段から使う方法を決めてしまえば、スムーズな操作が可能になるかと思います。

 

次回も、基本的な何かについて触れたいと思います。

 

 

 

・・・まあ、自分は電源落とさない派なんですけどね。

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Windows 8 : タッチ操作の基本

2012年12月1日 コメントを残す

 

今や私たちは、駅の券売機や銀行のATMでも当たり前のようにタッチパネルを利用しています。スマートフォンやタブレット端末など個人のデバイスでも、マウスやキーボードを使わずに、画面上に直接触れながら操作する「タッチ操作」が、ごく一般的なものになってきました。とはいえ、 Windows 8 に搭載されているタッチと、券売機やATMのそれとは、その操作方法が微妙に異なります。今回は、このタッチ操作について、考えてみましょう。

 

マルチタッチによるアプリケーション操作

 

実は異なるのは使える指の数と、動かし方です。

通常、駅の券売機やATMでは、シングルタッチと言いまして、一か所をポイントするためだけにタッチ操作を使います。それは、番号のボタンであったり、料金の表示されているボタンであったり、そういった一か所を選択するのに、画面にタッチします。

WP_000274

それに対して、 Windows 8 では、マルチタッチと言いまして、複数の指を使って操作します。これら複数の指の動きを組み合わせることで、様々な操作を可能にしています。シングルタッチではどうしても「何かを選択する」ということしかできず、複雑な操作や入力をする際には、それらを何度も組み合わせる必要があります。マルチタッチでは、画面に触れる指の本数と、その動かし方の組合せで、比較的複雑な操作を伝えることが出来るようになっています。

また、指の動かし方の違いもあります。シングルタッチでは、特定の一か所をポイントするのみと書きましたが、マルチタッチでは、単に一か所を「押す」だけではなく、画面上に指を置いた後、それをある方向へ動かす操作をすることによって、ドラッグのように何かを動かしたりすることが出来ます。また、それらの動かす方向をを組み合わせることで、何かの幅を設定したり、角度を変えたりすることも、入力可能になっています。シングルタッチのように選択肢から何かを選ぶというアクションは、割合や分量、具合のような、あまり明確でない数値を感覚的に設定することが苦手です。必ず何かを確定的に選ぶ必要があります。マルチタッチはこの逆で、指の動かし方の具合で、そのなんとなくな値を設定するような使い方も可能です。

では、各操作を見て行ってみましょう。まずは指一本だけを使用した、基本的なものです。なお、これら各動かし方やその組み合わせをジェスチャーと言います。

 

タップ

対象とするアイコンやボタンを選択する際に、そのオブジェクトに対して画面上を指でトンッと軽く叩く操作です。叩くと言いましても、指で画面に触れて、離すくらいです。マウス操作で言うところのクリックに相当します。指を置いてから話すまでの時間は長くても短くても大丈夫ですが、あまり長く置きますと、この次に紹介する長押しになってしまいます。

「タップする」「タッチする」「選択する」「押す」などという場合は、このタップのことだと覚えておきましょう。

 

長押し

マウスでは右クリックがありますが、タッチで1本指で扱う際には、右タッチというわけにはいきません。対象とするアイコンやボタンに対して、長押しすることで、この右クリックに相当するものが実現できます。そもそも右クリックはコンテキストメニューと言いまして、そのオブジェクトの文脈上、その先のアクションへつなげるためのメニューを表示しますが、そのメニューを表示するのがこのアクションです。対象とするオブジェクトの上に指を置いてしばらく置きますと、そのコンテキストメニューが開かれます。メニューが開かれましたら、一度指を離してしまっても大丈夫です。メニュー内はタップで選択しましょう。コンテキストメニューを閉じるには、そのメニュー以外の適当な所をタップしましょう。

「長押し」あるいはいまだに「右クリック」などという場合は、これになります。

 

スワイプ

マルチタッチ特有の操作がこれです。長押し状態で画面の上を指でスライドさせます。対象のオブジェクトや状態によって、様々な操作となりますが、大きく分けて二つあります。

まずひとつは、対象となるオブジェクトの状態をスイッチするようなものです。ON・OFFを切り替えたり、そのオブジェクトに関わる何かを呼び出したりするときに、スイッチのように割と短い距離をカチッという感じでスワイプさせます。

もうひとつは、大きなスワイプによって、そのオブジェクトそのものをどこかへ移動させるようなものですアプリケーションの中では、時には何かのオブジェクトなどをあたかも紙でも動かしているみたいに、画面内で自由にスライドさせて操作させたりするものがありますが、この移動に利用するのが、このスワイプです。また、スクロールも同様に、スクロールする領域をスワイプすることで、操作できます。状態によっては、このスワイプを話すとき(指を上げるとき)の勢いと方向で、慣性が働くように動くのも特徴です。

「スワイプ」という言い方が、プラットフォームに関わらず一般的ですが、「スライド」という言い方もされます。

 

画面外からスワイプ

      

操作自体はスワイプなのですが、画面の中だけのスワイプではなく、画面の外側からスタートするスワイプです。前回のアプリケーション操作で解説したメニュー呼び出しなどに使います。画面の上辺または下辺からスワイプをすることで、現在のアプリケーションに関連したメニューが呼び出されます。また、画面右辺からスワイプすると、システムのメニューが呼び出せます。

画面左辺からのスワイプでは、現在のタスク(アプリケーション)を切り替えることが出来ます。

 

次に、2本指を使って行う操作です。

 

ピンチ

ピンチは、2本の指を画面上に置いたうえで、その指をお互いにスワイプさせて指と指の間の距離を変化させる操作です。これによって、対象としているオブジェクトの大きさなどを変更したりすることができます。オブジェクトの大きさを変えたり、地図や画像表示の倍率を変えたりするのに使います。2本の指は、片手の人差指と中指のように、同じ手でも構いませんし、左手の人差指と右手の人差指というように、違う手でも構いません。

「ピンチ」以外にも「ストレッチ」や「ズーム」など、拡大縮小に関する言い方で呼ばれます。

 

回転

指の置き方はピンチと一緒ですが、この2本の指を置いている点と点を結んだ直線があるとして、その直線の角度を変えるような操作です。つまり、2本の指を、スワイプしてひねり方向に動かします。これによって、回転情報を伝えることが出来ます。多くのアプリケーションにあるわけではありませんが、地図や画像表示の際に、角度や向きをコントロールしたい場合があります。その際に利用します。

 

 

基本的な操作はこれだけですが、Windows 8 のOS自体は、2本よりも多い指の情報も取ることが出来ます。極端な話、10本指で操作するようなアプリケーションも作ることが出来ます。(デバイスによって、判定できる指の数は異なります) 従いまして、アプリケーションによっては、ここで紹介した基本操作だけでなく、それらを組み合わせた応用的な操作も可能です。例えば、2本指だけで画面をスワイプすると表示中のモードを切り替えるだけ、3本指で画面をスワイプすると、画面そのものを切り替える、というような使い方です。

 

 

基本中の基本というような内容でしたが、次回はもっと基本編、終了のさせ方に行ってみたいと思います。

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Windows 8 : Windows 8 スタイルアプリケーション

2012年12月1日 コメントを残す

 

前回は画面デザインについて、Windows 8 スタイルを中心に解説いたしました。とはいっても、もちろん Windows 8 にはタッチ専用画面だけでなく、従来のデスクトップ画面も搭載されています。今回は、この対比で見ていってみましょう。前回ので反省しまして、専門用語を極力挟まない形で行きます。

 

Windows 8 スタイル画面

前回もご紹介しましたスタート画面は Windows 8 スタイルの画面です。ここから起動する Windows 8 スタイルアプリケーションは、タッチ操作専用に作られたアプリケーションです。標準搭載されているアプリケーションで、これらのアプリケーションを見て行ってみましょう。

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アプリケーションを起動すると、まずはスプラッシュスクリーンが表示されます。このあたりは、スマートフォンやタブレット向けなど、最近のアプリケーションでもおなじみですね。

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アプリケーションの画面は様々な形で作られていますが、代表的なのはこの、スタート画面と同じタイルを使用した画面です。これは Windows 8 向けのアプリケーションを入手することのできるストアアプリですが、スタート画面で同じ操作感覚で、アプリケーションを探したり、購入したりできます。

従来のウインドウモデルと比べると、まず気になるのが、「ウインドウ枠はないの?どうやってアプリを切り替えるの?」「メニューがないよ。どうやって各種機能を操作するの?」という辺りでしょうか。それぞれ解説します。

ウインドウ枠

Windows 8 はマルチタスクで複数のアプリケーションを立ち上げておくことはできますが、同時にいくつも重ねて置いて操作できるわけではありません。基本的には1アプリケーションが画面内に大きく表示され、他のアプリケーションへは自由に行き来というより、その全画面表示をスイッチして利用します。これも今どきのコンピューティングの考え方ですが、 Windows 8 スタイルのアプリケーションでは「没入感」を重視しています。これは何なのかと言いますと、いくつもウインドウを散らしたりするのではなく、特定のアプリケーションに集中させ、そのアプリケーションで今まさに作業している内容に「没入させる」というものです。

そもそも、広いデスクトップに多数のウインドウを並べて・・というのとは異なり、ノートパソコンや、タブレットデバイスなどでは、同時に複数のアプリケーションを起動したとしても、一度に使うのは一つです。だったら、同時に一つだけにしてしまい、狭い画面サイズでも、そのアプリケーションで効率よく利用できるようにしようという考え方です。この考え方によって、そもそもウインドウの枠やアプリケーションバー、ファイルメニューなど、普段は使用しないものを極力排除するようになっているのです。

これらアプリケーションの切り替えは、従来通りのAlt+Tabや、ウインドウズボタンで行うことが出来ますが、画面左辺を外から内にスワイプすることでも、アプリケーションを切り替えることが出来ます。繰り返すことで、順々に起動中のアプリケーションが切り替えられます。

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そうはいっても何か作業しながらメールのチェック一覧を出しておきたい、などのように、どうしても複数のアプリケーションを立ち上げておきたい場合があります。そういう場合のために、同じ画面内に2アプリケーションまで、決められたレイアウトで並べて利用することが出来るようになっています。また、この2画面は、例えば片方だけをデスクトップ画面を表示させることもできますので、タッチ・マウス両方併用する場合には、この2画面同時が便利かもしれません。

 

メニュー類

では、アプリケーション内のファイルメニューはどこに行ってしまったのでしょうか。実は、 Windows 8 ではこれらメニューの呼び出しを、画面外からのスワイプで行います。また、メニューの種類によって、そのスワイプする箇所が違います。考え方自体は、アプリケーションや Windows 8 全体を通して共通ですので、覚えてしまいましょう。

画面上辺または下辺からのスワイプは、そのアプリケーションのメニューを呼び出します。メニューは、表示される場所によって意味合いが異なります。

スクリーンショット (2)

画面上部に表示されるものは、比較的上位概念部分のメニューになります。 例えば、 Windows 8 スタイルのIEでは、ブラウザタブの切替や追加・削除は、上辺からスワイプして出てくるメニューで行います。画面上辺で、指を外から内に滑らせると、にょっとメニューが出てきますので、このメニュー内で、タブの操作を行うわけです。このように、そのアプリケーションで表示するものや、対象とするものそのものを選択したりするときに使うのが、上部からのスワイプになります。ファイルメニュー的にいえば、[ファイル]や[ウインドウ]、[表示]などに収められていたものに近いでしょう。

対して、画面下部に表示されるものは、今現在そのアプリケーションやその画面でターゲットとしているものに対するアクションとなります。IEでは、戻るボタンやリロード、アドレスなどが表示されています。これらは、アプリケーションによって千差万別です。これもファイルメニュー的にいえば[編集]や[ツール]に収められていたものに近いでしょう。

なお、IEでは、これらメニューを呼び出しているとき以外は、アドレス表示すら画面内に出てきません。これも、前述の没入感のためです。また、この画面上辺からのスワイプは、アプリケーションの上位概念と書きましたが、アプリケーションの終了にもつながっています。上辺から長めにスワイプすると、アプリケーション画面が折りたたまれて指についてきて、画面下部まで持ってくると、そのアプリケーションが終了されます。この操作も、 Windows 8 スタイルアプリケーションで共通です。

スクリーンショット (3)

画面右辺からのスワイプはアプリケーションに関わらず、システムの設定項目を呼び出します。設定や、以前のOSであれば通知領域に表示されていたような項目を選択するときに使用します。ここからWifiの切り替えやコントロールパネルのような細かな設定、ログオフ等のアクションも可能です。

スクリーンショット (4)

また、同時に1アプリケーションと書きましたが、ドラッグアンドドロップのように、アプリケーション間で何らかのファイルや情報を共有したい場合もあるかと思います。その際には、この右辺から呼び出されるメニューの「共有」を利用します。共有を選択すると、現在のそのアプリケーションから共有可能なアクションと、共有先のアプリケーションの選択肢が表示されますので、対象としたいアプリケーションを選択すると、そのアプリケーションが立ち上がり、情報が引き継がれます。

 

スクリーンショット (6)

 

 

マウス操作とデスクトップ

世の中のすべてのパソコンが Windows 8 用のタッチ対応に差し替わるわけでもありませんし、古い機体に Windows 8 を乗せられないわけでもありません。というわけで、従来のマウス、キーボードで操作することもできるようになっています。

WS000020

違いを見てみましょう。上の画面の下部を見てください。マウスを接続すると、このように横方向のスクロールバーが出てきます。このスクロールバーで、横方向にスタート画面内をスクロールさせます。各アプリケーションの起動は、そのまま各タイルをクリックするだけです。

このタイル内に「デスクトップ」という項目があります。上の画面では、左下のタイルに相当します。これをクリックすると、このスタート画面からデスクトップ画面へと切り替えることが出来ます。画面の切り替えは、何かアプリケーションやシミュレーターを介して行われるわけではないので、画面は一瞬で切り替わります。

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デスクトップ画面は、従来のWindowsではおなじみの、デスクトップ領域とタスクバーがあって、アプリケーションをウインドウで操作する画面です。基本的なデスクトップとしての機能は Windows 7 とほとんど変わっていませんので、ここでは割愛しますが、一つ大きなポイントとして、これまでおなじみだったスタートボタンが廃止されています。スタートボタンを押して出てくるスタートメニューの代わりに追加されたのがあの Windows 8 スタイルのスタート画面ですので、スタートボタンは無くても、あの画面を呼び出すことがスタートメニューを呼び出すことになります。

その操作は、画面の左下にマウスカーソルを持ってくるだけです。そうすると、その左下部分にスタート画面呼び出しを示す枠が出ますので、もう一度クリックしましょう。これで、スタート画面へ戻ることが出来ます。タッチで操作する場合には、画面の左下の角を、外側から内側に指で滑らす(スワイプする)と、同じようにスタート画面を呼び出すことが出来ます。

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なお、スタート画面からデスクトップ画面を開くときに、先ほどは「デスクトップ」タイルを選択しましたが、この画面左下を使った操作(タッチなら左下角を外から内へ滑らす、マウスなら左下隅をクリック)は、デスクトップ画面とスタート画面を行き来するのに使う操作です。慣れてきますと、スタート画面のタイルを使うより、この操作の方が使いやすいでしょう。

また、デスクトップ画面では、スタート画面で使うような「画面上部辺を外から内へスワイプ」「画面左辺を外から内へスワイプ」「画面下辺を外から内へスワイプ」も同様に使うことが出来ます。「画面上部辺を外から内へスワイプ」に関しては、デスクトップを終了するという点で、前述の左下角同様、スタート画面へ戻ることが出来ます。

 

そういえば、という感じでタッチ操作そのものの解説をしていなかったので、今回の紹介はスワイプでちょっと説明が冗長でした。順番が逆になってしまいますが、次回はこのタッチ操作そのものについて、解説したいと思います。

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Windows 8 を紹介してみる。

2012年12月1日 コメントを残す

 

最近、大学やお客様先に行く際に、Microsoftのタブレットこと、Surfaceを持って行っていろいろ見せびらかしたりしていましたが、ガジェット好きな方々はSurface本体に食いつくものの、意外にも Windows 8 そのものが初体験という方も多く、 Windows 8 の説明をすることも多々な感じでした。

「全然違うねー。どこをどう触ればいいの?」って感じの感想が多く、自分もいろいろしゃべりながら、「そもそも Windows 8 の特徴を説明するのには、何を話せば良いのだっけ?特に非ITの人には、何から伝えればいいのか・・」とちょっとぐるぐると考え込んだりして。

そこで、何回かに分けて、これら Windows 8 ネタでレビューを書いてみようかと思います。たまには Microsoft MVP っぽいものも書かなきゃね・・。

とはいえ自分はゴリゴリの開発者でもないので、開発周りは他の方に任せることにして、画面より、デザイン寄りの部分で行ってみたいと思います。というわけで今回のお題はこちら。

 

Windows 8 の画面デザインについて

 

画面のデザイン部分を見て行ってみましょう。そもそも、タッチ向けOSとして登場したこともあり、今回の Windows 8で変わったのは、何よりも画面です。上の方の写真でも載せてありますが、下記が、Windows 8の基本的な画面となります。ちなみにこれは比較的解像度の大きな画面です。

WS000020

Windows 95 から今に至るまで15年以上もの間、デスクトップ+タスクバーという画面に慣らされてきたこともあり、この画面に面食らう人は多いかと思います。とはいえ、これが Windows 8 の新しいスタート画面であり、従来のスタートボタンに代わり、ここから様々なアプリケーションを呼び出します。

タイルを敷き詰めたようなこの画面は、以前はメトロと呼ばれていましたが、新たにWindows 8 スタイル という名前になっています。一つ一つの四角がそのまま「タイル」という名前で、それぞれのアプリはここから起動します。で、実はこれは日本ではごく少数しか登場していませんが、Windows Phone スマホと共通のスタイルとなっています。

なお、もちろんスタート画面のこの色や背景イメージは変更可能です。とはいえ、選択できる色は、やはり渋めな感じです。ビジュアルデザイン云々は好みもあるかと思いますので、他の画面展開も含め、ここではあまり細かには取り扱いません。それよりも、このスタート画面の裏側にある思想を考えて行ってみましょう。

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これまでのビビッドな青系や透明+立体バリバリでビデオカード泣かせの画面からすると、この落ち着いた色調と、平面+真四角+ソリッドな質感で構成された画面は、非常に新鮮に感じさせます。アイコンも、従来のアプリケーションのアイコンはそのままですが、新しいアプリケーションのものは、単色のタイルに白で、非常にくっきりと描かれます。実は、Windows 8 スタイル においては、この「くっきり」「かっちり」がデザインの要となっています。その特徴をざっと書き出しますと、これまでのデスクトップOSやアプリケーション画面と比べて、以下のような違いがあります。

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・若干の隙間を開けて敷き詰められた四角いタイル。

・単色+白のみのアイコン表示。

・半透明やグラデーションは使わない。境界線はくっきり。

・アイコンでメインとなるアクションを伝える。テキストは補助情報。

 

そもそも、デスクトップOSにテカテカ・ゴテゴテの流れを生み出したのは、何よりも Windows 95、98からXP、Vistaときた Windows 自身のような気もしますが、ここへ来ての大きな転換は、やはりタッチ操作、そしてモバイル化という部分が大きいでしょう。もちろん、今までのデザインの延長線上でそのままタッチ対応、モバイル化という路線もあったかと思いますが「タッチにも対応したOS」「モバイルにも対応したOS」ではなく、「タッチOS」「モバイルOS」を名乗るうえでは下記の2つの考え方が大きくあるかと思います。

 

アイコンメタファーからの脱出

これまで長らく使われてきた、丸っこいアイコンをポインティングすることで、それが示すアプリやデータファイルをトリガーするというGUIの基本的なメタファーは、テキストベースで命令を打ち込むCUIに比べ、コンピューターをより直感的に扱えるようにする点で大きな革新でした。ゼロックスのパロアルト研究所を発祥として Mac OS も Windows OS もこのアイコンモデルを採用し続けててきたこともあり、今ではデスクトップ+アイコンというのは、パソコンとしては当たり前のユーザーインターフェースとして親しまれています。そして、最近では、iOSやAndoroid OSでも、このアイコンモデルでアプリを起動するようになっています。

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とはいえ、アイコンを押せば何かが始まるというのが当たり前になっている一方で、このアイコンというのは本当にタッチで操作するUIとして妥当か?というのが、このタイルのそもそもの始まりです。モバイルとタッチ操作を考えると、従来のマウスカーソルによるポインティングと異なり、ユーザーは必ずしも意図した場所をポイントできません。実際、マウス操作では、頑張れば10ピクセル程度の誤差で、意図した1点を瞬時に指し示し、クリックすることが出来るでしょう。アプリケーションウインドウの肩にある終了ボタンがその代表的な例です。Windowsでは右上の×ボタン、Macでは左肩の赤ボタンは、マウスカーソルがあるからこそ、こんな小さな領域でも、簡単にポインティングできるのです。それに対して、指で誤差なく、アイコンに対して細やかなポインティングは結構難しいです。移動中に使うようなデバイスであればなおさらです。

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そこでタイルでは、アイコンではなくタイルを敷き詰め、そのタイル内のどこかをタッチすれば、そのアプリが起動されるようになっています。誤差があったとしても、点をポインティングするのに比べ、平面の領域内をポインティングするという操作が容易であるのは、言うまでもありません。タッチOSを考えた時に、UI への解として出したのが、このタイルなのです。

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とはいえ、「iPhoneやAndroidスマホで、アイコンでも問題なく操作できているよ」という話もあるかと思います。はい、自分もそちらでも使うことはできています。実はiPhoneやAndroidでは、アイコンが描画されている領域の外側もタッチ操作に反応するようにすることで、このアイコンとタッチ操作の操作の誤差を解消しようとしています。これも一つの手ではありますが、Windows 8 では「描画領域とタッチできる領域は一致する」という考え方に基づき、タイルではこういった描画領域とタッチ領域をあえてずらすような形にはしていません。「どちらでも問題ないのでは?」と感じるかもおしれませんが、昨今のUIは、紙やノート等のメタファーなど、タッチ操作になることで、より実物らしさ、現物を直接触っている感覚を提供することを目指しています。見えている形・大きさと、触れることのできる形・大きさが一致しているものと異なるもの、現実のオブジェクトに近いのは果たしてどちらでしょうか。

 

さくさく動いて滑らかに描画

最近ではモバイルのチップも2コア4コアとCPUも格段に進化してきています。グラフィック処理も、高速なチップが担当することで、従来では考えられなかったくらいにスムーズに映像の再生や画像の表示ができるようになっています。とはいえ、今の主流はそれらを大電流でパワフルに回すことよりも、必要に応じて電力を落とすことで、電池の持ち時間を増やすような形となってきています。つまり、グラフィック表現に割くリソースも、減ってきているといえます(とはいっても、進化のペースも早いので、高速化も進んでいますが)

その一方で、ユーザーがUIに求めるものは、より高度化してきています。従来はサクサクなんて表現をしていましたが、最近は単に高速に動くだけではなくて、描画の緻密な滑らかさも含めてぬるぬるという表現をするようになってきています。このぬるぬるが重要です。どんなに高速に応答したとしても、秒間15フレーム程度の表示では、ユーザーはかくかくと感じてしまいます。動きは速いのに、それらが全部描写されるのではなくまるでコマ落ちしているように感じますので、全体的な評価として、質や作りの粗さを感じてしまうことになります。

これらの両立を考えた時に、このシンプルなタイル表現がぴったりだと言えます。モノカラーの塗りつぶしと、ホワイトの形状表現とするだけで、描画に負荷がかからず、ぬるぬると動くことになります。これは、デスクトップOSよりもむしろ、 Windows 8 のタブレットデバイスで、大きなアドバンテージになります。この辺の事情を汲みつつ、新たなクールさを提供しようとした結果が、このタイル、そして Windows 8 スタイルだと言えます。

 

 

 

今回はとりあえずデザインの考え方の1点深掘りな感じでしたが、この後何回かに分けて、操作方法なども紹介していきたいと思います。

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NIKE+ KINECT TRAINING で遊ぶ。

2012年11月28日 コメントを残す

 

NIKE+ KINECT TRAININGは、XBOX360のKinectを利用して、体の動きを細かく計測しながらトレーニングを継続するというゲームトレーニンググッズです。今回はこのストイックなソフトで遊びましたので、まだトレーニング効果は出ていないところではありますが、レポートいたします。

 

NIKE+ KINECT TRAININGでは、パーソナルトレーナーが自分に合わせてトレーニング内容を組立て、トレーニングをサポートしてくれます。トレーナーは男性・女性の二名から選ぶことが出来ます。自分はとりあえず女性のマリー・パーヴィスさんをご指名しました。たまに映像でも出てきてくれるようですが、3Dの彼女は微妙な感じです。でもすぐに気にならなくなりました。トレーニングが始まるといちいち顔なんか見ている余裕はなく。

パーソナルトレーナーを選ぶと、まずは自分の運動能力の計測です。このトレーニングでは、NIKEではおなじみのNIKEFUELという、独自の運動量指標をもって、運動能力を計測してくれます。それには、体の柔軟性や関節の可動域に関する指標と、瞬発力や筋肉量に関する指標の2種類があります。それらをそれぞれ計測するために、10種類くらいのエクササイズを通してやらされます。

計測やトレーニングの中では、画面上にトレーナーが表示され、自分の立体的なシルエットがその隣に表示されますので、同じ動きをまねしてやっていきます。関節の位置やひねり方、足の上げ方が足りないと容赦なく指摘が入りますが、正しい姿勢でトレーニングできるという点で、非常によくできています。例えばスクワットや腕立て伏せ、腿あげスプリントなど、姿勢をきちんと正されながら、それぞれは短時間あるいは決められた回数を、規則正しく繰り返していきます。きちんとやってみると、それだけの回数でもかなり体に来ている、つまり効果が出ているのが実感できます。

Kinectをジェスチャー操作の手段ではなく、こういったフィットネスの手段として利用しているソフトとしては、ユアシェイプフィットネスというシリーズが既にありますが、あちらがどちらかというとあくまで「楽しく」フィットネスするのに対して、NIKE+の方は、はっきり言ってストイックです。ゲームとしての楽しみのようなものは全くなく、真剣に、日々繰り返してトレーニングするためのツールと考える方が近いです。インストラクターが登場するようなトレーニングDVD等のような商品も世の中にはありますが、あれをより実践的に、個人の状態に合わせてプログラムをカスタマイズしてくれながら、効率的にトレーニングを継続させられるようになっています。

自分の計測データを基に、脂肪燃焼をしたいのか、積極的に筋肉をつけたいのかなどを選ぶと、それに応じてカスタムしたトレーニングメニューを組んでくれます。「そんなに厳しくなくても良いのだけれど・・」と思いますが、このトレーニングを4週間一ヵ月続けることで、効果が実感できる・・と言っています。まだそこまでできていないので、実際、そこまで効果が出るのかわかりませんが、けっこうちゃんとした内容です。

毎週決まった曜日にできるように、予定の曜日も聞いてきます。もし出来なくても、違う日にその分出来るとのこと。うん、なんだか追い込まれている気がします。

 

まだ自分は基礎的なトレーニングを始めたばかりですが、きちんとトレーナーをつけてやったこともなく、自分の弱いところをきちんとフォローしてくれるようになってくれているようで、確実に体には効いているようです。NIKE+ KINECT TRAININGを始めてから、ずっとふくらはぎが筋肉痛です。

 

KINECTでせっかくだから遊ぶだけじゃなく、まじめに使いたい、という方にはお勧めです。でも根性が必要です。

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Amazon Kindle Paperwhiteの雑感など。

2012年11月20日 コメントを残す

 

Kindle Paperwhiteが届きましたので、開封の儀を併せまして、簡単にレビューします。

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まず、箱の中にはKindle Paperwhite本体とUSBケーブル、説明書冊子、ライセンスや仕様規約冊子の4つが含まれています。冊子類は多国語で、日本語のページも用意されていますが、説明書の内容はUSB端子と電源ボタンの位置を解説するような、ごくシンプルなものです。

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USBケーブルは、最近のスマートフォンでは一般的なUSBmicroB端子(小さな平べったい台形コネクタ)です。なお、この製品は電源アダプタは別売りです。とはいえ、USBなのでPCで充電するもよし、他のスマートフォンと共用するもよしなので、自分は購入していません。

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本体はごくシンプル。実は、箱を開封した時点で、電源ボタンの位置を示す表示が画面には出ていました。よく、画面にその手の案内のセロファンが張ってあるデバイスもありますが、このあたりは、メモリー液晶の面白い使い方ですね。

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裏側。青くなっちゃいましたが、真っ黒のマットなラバーっぽい質感です。ちなみに入力電源が500mAと表記がありますので、USB2.0や、モバイルバッテリー等の出力電流の低いUSB端子でも、充電は問題なさそうです。3Gモデルは、この裏側表記の最下部に、ひっそりと3Gと書いてあるようです。また、amazonマークの下に、ちゃんと日本の技適マークも付いています。電波法はきちんと守りましょう。

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左手で持ってみたところ。重さも気にならない程度。昔のガラケー開発で、体積のCCと重さgがイコールな水と同じ感覚くらいが持った時に違和感なくちょうど良い重さであるという考え方を聞いたことがありますが、ちょうどそのくらいです。指の第1関節あたりでちゃんとつかめるので、安定して持ち続けることが出来ます。このまま卓球もできそうです。

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起動中の画面。最初に、何かの初期化処理をするようで、進行中のインジケーターと共に、2分弱待たされました。

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起動後。まずはWiFi設定とのことです。WiFiモデルの場合は、ここで設定しないと、この後の通信等は問題なのでしょうが、今回はWifi+3Gモデルでして、3G回線が使えますので、とりあえず飛ばします。

上でも書きましたが、WiFi+3Gモデルなので、3Gの受信感度も画面右上に表示されています。ちなみに、このKindle Paperwhite のWiFi+3Gモデルは、iPadやNexusの3Gモデルと異なり、この3G回線の利用料も初期の本体代に含まれておりまして、携帯キャリア会社との契約は必要ありません。もちろん、月々の通信費もかかりません。あくまで書籍をダウンロードするためのものではありますが・・。

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amazonアカウントの確認を聞いてきます。出荷状態で、既に自分のアカウントが設定されていますので、はいを押すのみ。

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今度はFacebookへの接続です。本や感想文を投稿できるとのこと。とりあえずつないでみましょう。ちなみにTwitterへも接続可能です。

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キーボードの打ちやすさ・打ちにくさは、まあまあといった感じです。大きさ的には1本指で打つことしかできません。キーピッチが広めな表示ですが、実はキーの周りでも結構反応してくれますので、移動中とかの不安定な場所で打っても、それなりに入力できそうです。感度は悪くなく、押したのに反応してくれないようなイライラ感は、とりあえずなさそうです。押すと一瞬遅れてキーの表示が反転され、文字が入力されますが、画面が付いてこなくても押したキーはきちんと拾ってくれているので、パシパシパシと連続で打っていっても、ストレスなく一連の文字列が打てます。これは良いですね。

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ようやく設定完了です。ホーム画面へ移りますが、最近のアプリではおなじみの、初回起動時のライブトレーニングが連続で表示されます。画面の案内に従って、一連の操作をロールプレイするような形で、各機能の解説と操作を進めていきます。

IMGP5276辞書内蔵はうれしいですね。英和もあるのかな。

IMGP5277シェアが、先ほどのFacebook等の連携の機能でしょうか。

IMGP5279本の購入はカートアイコンから。

IMGP5280ようやく完了。10画面超はちょっと冗長かも。

というわけでホーム画面です。購入した本が並ぶくらいの、すっきりした画面。当然、アプリ等はありません。

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ちょっと本を探してみましょう。

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こんな感じで、ジャンルを深掘りしていきます。

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一覧画面では、画面をスワイプ(指を滑らせる)することでスクロール可能ですので、スムーズではありませんが、操作感覚はスマートフォンに近いです。とはいえ、うーん、ちょっと18000タイトルをスクロールして探すのは無茶ではないでしょうか。絞り込みもありますが、発売日やレビューの星数など、ちょっと現実的には使えなさそうです。

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仕方ないので、検索をしてみましょう。右上の検索ボックスをタップすればキーボードが現れるので、書名を入れてみます。漢字変換はあまりかしこくなく、単語単位でしか変換できません。連文節を入れても、ひらがなのみになってしまいます。とはいえ、単語をいくつか入れると、書名を自動補完してくれますので、全部を入れる必要はなさそうです。ただこれは、書名次第のようですね。出るものと出ないものがあります。

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とりあえず購入は後にして、本を見てみましょう。標準で説明書が入っているので、それを開きます。ホーム画面から本をタップすると5秒ほど待たされて本が開きます。これは目次画面。ここから各ページに飛べます。

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通常の読書画面。ヘッダー部分とかは消え、本の中身だけの表示になります。画面をスワイプまたは画面端をタップするとページが送られます。

IMGP5288画面上部をタップすると、メニューが開きます。

IMGP5290文字種の切り替え。自分はゴシックの方が読みやすく感じます。

IMGP5291文字を一番小さくしたところ。これでも問題なさそうです。

IMGP5292文字を一番大きくしたところ。何かの視力テストのようです。

 

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ちなみに、アプリ機能はありませんが、ホーム画面からブラウザを起動できます。

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でも残念ながら、WiFi環境下でしかブラウザの通信は出来ないようです。さすがに月額無料の3Gモバイルブラウザ環境は都合がよすぎますかね。外では素直にタブレットを使いましょう。

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最後に、楽天のKoboと並べてみたところ。微妙に縦幅も横幅も異なりますが、ほぼ同じ。デザインの方向性は、全体的に大きく異なりますね。

 

まだ電車の中とかでは試していませんので、とりあえず以上です。
当座のおもちゃとしては、色々と遊べそうです。

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Halo 4 で遊ぶ

2012年11月16日 コメントを残す

 

11月8日、いよいよ日本でも『Halo4』が発売されました。世界的人気のHALOシリーズにとって、『Halo3』以来5年振りの作品となる本作品は、シリーズ本編の4作目にして、新三部作『リクレイマー・トリロジー』の序章となることが発表されているものです。

キャッチコピーは『An Ancient Evil Awakens(いにしえの悪が目覚める)』。イギリスでは夜空をEvilが横切るというPRを行い話題となりましたが、日本国内では11月7日にベルサール秋葉原で前夜祭が開催され、発売を待ち望む多数のファンが詰めかけていたのも記憶に新しいです。

http://www.narinari.com/Nd/20121119624.html

 

以下、ゲームプレイについての感想です。基本的に『カバー(遮断物に隠れる)・撃つ・武器を拾っていく』の各アクションを行いながら、広大なマップを駆け巡り、キャンペーンを進めていく、FPSとしてはごくシンプルな構成です。第一印象として、画面やコントローラー越しにも伝わってくる『生身』とも言うべき感覚がとても強く感じられました。ここはぜひ多くの方に、実際にプレイして体感していただきたい点ですが、『引き金を引く』動作から、反動やヒットした時の手ごたえが艶めかしいくらいに伝わってきます。その生々しさには思わず驚きの声を上げてしまうほどです。

グラフィックとしては『Haloらしさ』を正統進化させたリアルさです(実写に近いかというと、そうではなくて、あくまでHaloの世界観のリアルです)。映画のような臨場感があり、手触りや息遣いまでも感じられます。難易度調整は非常によく出来ており、FPS未プレイであってもビギナー設定であれば普通に遊べますし、腕に覚えのあるプレイヤーでも、レジェンドでは多少苦労するくらいに設定されています。

また、キャンペーンの途中で倒れてしまったとしても、チェックポイントからのリスタート時に、FPSでありがちなロードを挟まないため、不要なストレスを感じずにゲームプレイに没頭できるのが、久しぶりに新鮮に感じました。ノンストレスなゲームプレイのための細かな配慮、チューニングが随所に施されていますし、FPSが苦手で避けていたプレイヤーでも十分に遊べるだけの難易度調整がされています。こういう感覚って、重要ですね。

誰でも、まずは一度遊んでみることをお勧めできます。

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